薩摩琵琶と錦心流

琵琶は6世紀頃にペルシャ(現在のイラン)からシルクロードを経て我が国に伝来したといわれ、楽琵琶、盲僧琵琶、平家琵琶などが伝えられています。

 

薩摩琵琶は薩摩の名君島津忠良公が武家の子弟の教育として歌わせたのが起源とされています。

 

現在、薩摩琵琶の主なものは、古来の薩摩琵琶、錦心流、錦琵琶、鶴田流などの流派があります。そのなかでも最も多くの会員を擁しているのが錦心流です。

 

流祖永田錦心先生は明治大正と活躍され、その曲調は錦心流と呼ばれ、全国に多くの会員を擁し、錦心流琵琶全国一水会という名称で今日に至るまで活動しています。

 

永田先生没後、宗家制度は採らず合議制(理事会)、都道府県単位による支部制により組織運営がなされてきました。